【ご感想】

 

桂風さんから頂いた包みを開き、この書を一目見た時、私が感じたのは「ほっとした」という思いでした。

この書を創作して頂くにあたり、桂風さんとお会いする機会が有ったのですが、

はたしてその時にこの事を話したかどうか…。

 

50年以上生きてきたけれど、私は何ひとつとして成し遂げていない。

 

そんな負い目のようなものを、私はずっと感じていたのです。

ですから、「未完の美」という言葉に、誰だか分からないけれど、

その誰かしらに許されたような気がしたのだと思います。

 

その事を桂風さんにお伝えすると、それを肯定して下さったうえで、

「この書は私が感じた、あなたそのものを表現したんですよ」と、

そのような事をおっしゃいました。

 

それから約二週間。テーブルの一番目につくところに置いてある書を眺め、

時に一緒に頂いたお手紙を読みながら、つらつらと「未完の美」の意味を考えています。

 

この言葉が私自身を表現しているのなら、何かを成す事に拘る必要はないのではないか。

 

そして、無限にある完成の形をあれこれ想像しながら、

そこに至る道のりを楽しんでみよう。

 

今はそんな気持でおります。

 

この度は素晴らしい書を頂き、本当に有難うございました。

 

 

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2022年度中の「天命のヒーリング書」のご予約受付中!!

 

限定4名様のみのオーダーとなります。

 

気になられた方は、メールかお問い合わせフォームよりご連絡下さい。

 

受注対象者は基本的にご紹介とさせて頂きますが、
詳細はお気軽にお問い合わせください。

 

 

天命のhealing書は、完全オーダーの(ご祈祷パワーツール)です!

 

本当の自分と向き合いたい方におススメしております。

ご自身を映し出す鏡のような書・・・

 

自分を癒してくれるのは、外部からではなく貴方自身です。

いつまでも傍で、ご自身のように大切に大切に。。。

可愛がって頂ければ嬉しいです💛

 

オーダー下さっている皆様にはお時間おかけして申し訳ございません。

1点ものにつき、どうぞご理解のほど宜しくお願いいたします。

 

 

天命のhealing書の特徴はこちらです。⇒

 天命のhealing書(ご祈祷パワーツール)

 

 

※お客様のご要望の言葉やイメージでの創作をご希望の方は

デザイン書道のオーダーで承っております。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

【ご感想】

 

桂風さんに天命のヒーリング書をお願いしたのは、去年の夏ごろだった。

もっとずっと前からそういうものを始めたという話は聞いていたけど、

当時は『気にはなるけど、過去にインド占星術の鑑定で天命を教えてもらってるし、

それで十分かな』と思っていた。

 

それからまた、しばらく経ったある日、桂風さんのブログで天命のヒーリング書を

受け取った方の感想を読んだ。

その方は書を受け取った瞬間に涙を流されたそうだが、読んでいるわたしも

なぜか急に泣き出してしまって、泣き終えた後はすっきり癒された感覚になった。

 

他の人に向けられた書をオンラインで見ただけでこんなに癒されるなんて、と衝撃を受けた。

 

天命のヒーリング書は、桂風さんが約一ヶ月間、その人のことだけを想って創作するらしい。

一ヶ月間も自分だけのことを想って、という部分に強く惹かれている自分がいた。

 

日に日に書いてもらいらいたい気持ちが募っていったけど、思うようにお金を稼げず

貯金も少なくなってきていたので、『稼げるようになってからにしよう』と及び腰だった。

 

それからまたさらに月日が流れて、桂風さんと天命のヒーリング書の話になった時に、

「次どう?」と聞かれた。

それまであんなにビビッて引き気味だったのに、不思議なくらいすんなりと

「はい、お願いします」と答えていた。

 

それから創作に取り掛かるという連絡をもらうまで数か月待った。

 

最初は確か二月に受け取れるはずだったけど、前の方の納品が遅れてどんどん伸びていった。

その時期、何度か大きな不安に襲われていて、『いま、天命のヒーリング書が欲しい』と

思うタイミングが二、三回あった。

そんな時に限って、桂風さんから『すみません、もうしばらく伸びそうです』という連絡が入った。

 

その度にがっかりしたけれど、気持ちが落ち着いてくると、

『今はまだ受け取れる時期ではないのだろう。こんな縋るような気持ちで

受け取るべきものではないのだろう』と思った。

 

そして六月。ついに創作の目途が目途が立ったという連絡をもらった。

いくつか大きな波を乗り越えて、魂的に自立してきた時期だった。

 

『なんてぴったりのタイミングなのだろう。今なら、書に書かれていることがどんな言葉であっても、

受け取ることで何が起こっても起こらなくても素直に受け止められる』と思った。

 

その頃、七月の頭に絵の個展を控えていて、忙しく準備していたのだけど、

途中で大きく体調を崩したことがきっかけで、

個展を終えたらこれからの生き方を見つめ直そうと決めていた。

 

何年も続けてきたこと、執着してきたことを手放す段階に入ったと感じていた。

書を受け取ることで、それが一気に前に進むのではないかという予感もしていた。

 

そして、ついに作品を受け取る日が来た。

 

<中略> 

 

心を静める時間を作って、その後はひとりで作品と対面するという説明をして、

桂風さんは席を立った。さっきまでリラックスしていたのに、急に胸がドキドキしてきて、

桂風さんが戻ってくるまでの時間を引き延ばしたくなっている自分がいた。

桂風さんが戻ってきて、鼓動が早すぎて落ち着く自信がなかったけど、

桂風さんと一緒に目を閉じると不思議と静まっていった。

 

深呼吸をしてから、テーブルの上に置かれた箱に手をかける。

さっきまでの恐怖はどこへやら、思わず口元がにやけた。

緊張も残っているけど、不思議と心は穏やかだ。

もっとためらうかと思ったけれど、意外にも手はサクサクと包装を解いていく。

 

プチプチを外すと、ビニールバッグに入れられた本型の額縁が出てきた。

閉じられた状態で中身はまだ見えない。

袋から出して、両手で包み込むように持った。

額縁に添えた指に力を込めて開く。

左右に何かがはめ込まれているのが目に入った。

腕のあたりに熱いような冷たいような不思議な感覚が広がる。

強制的に雑念が払われて、意識の周りに帳が降ろされたように感じた。

 

肝心の書の部分は白い薄紙で隠されている。

はやる気持ちを抑えて、静かにそれを剥がした。

 

『天に佇み 天に舞ふ』

 

言葉の意味を理解するより先に、鼻の奥がツンとして、目頭が熱くなった。

頬を水分が伝い始める。

 

その瞬間、雲の上で悠然と構え、凛とした表情で下界を見つめる、

神とも人ともつかない存在の姿が見えた。

直感的に、それが本来のわたしなのだと悟った。

 

わたしはただ、天に佇み、そこから世を眺めているだけでいい。

何かを変えようとも思わない。

眺めているだけで十分であることを知っている。

それだけで満たされている。

 

そして時々、気が向いたら天に舞う。

誰に見せるためでもなく、自分だけのために。

見物したい者は我に気づかれないようにこっそりと覗いていろ。

そんな心境。

 

一方で、雅に戯れるお姫様のような気質も感じた。

まるで、そこだけ時間が存在しないかのようだった。

 

わたしは、わたしが思っているよりもずっと自立した存在なのだと知った。

何事にも動じず、一人でいることに何の不安も感じず、『我は我の道を行くだけ』。

孤高、という言葉が似あう。

 

流れ込んできたイメージを実際の自分と照らし合わせると、

これまでに感じてきた謎が解けて、いろいろなことが腑に落ちる感覚があった。

 

十分に感じ取ったところで、書と一緒に受け取っていた手紙を開いた。

そこには、本来の自分に還るための指針のようなものが散りばめられていた。

これがわたしなんだ、わたしはこれでいいんだ。

そう思ったら、また涙があふれてきた。

 

一方で、激しい動揺も感じた。

それまでわたしが自分の軸として心のよりどころにしてきたものを、

根底から覆してしまうような内容が含まれていたからだ。

 

手紙には『それからも解放されて』という言葉があったのだが、その部分を読んでいる時に

『それを手放してしまったらわたしには何も残らないじゃないか』という抵抗が出てきた。

抵抗を感じながらも、内側の深い部分ではそれが核心を突いていることを知っていた。

 

そして、いま、このメッセージを受け取ったのなら、手放すタイミングなのだろうと思った。

 

痛い部分をグサグサ刺されながら、何度も手紙を読み返すうちに、

本来のわたしに還れるのなら、それに伴う恐怖を乗り越えようという

覚悟が湧いてきた。

 

十分に書と手紙の内容を感じ切ったところで、桂風さんに声をかけて、感じたことを共有した。

 

抵抗が出た部分についても、詳しい話を聞くことで深く腑に落ちて、

思っていたほど怖いことではなく、むしろもっと世界が広がっていくことなのだと、

わくわくする気持ちになった。

 

書を受け取った帰り道、心の隅々まで満たされた気持ちで帰路についた。

人込みの中を歩いていても気分が違う。

天界から降りてきて下界を探検しているような気分だった。

 

すれ違う人々の目を興味津々でのぞき込む。

目が合うと特別な意思疎通が起こったような気持ちになった。

それだけで満足だった。

 

天に佇むということは、何もしないことではない。

何もしないことも含まれるけど、日々、この世を天から眺める気持ちで

過ごすことなんだと思った。

 

書のイメージを見たあとに、『よくこんな性質で現代に生まれようと思ったな』と

不思議に感じたのだが、この世は眺める分には刺激的で楽しい世界だったのかもしれない。

 

書を受け取ってから二日間くらいは、雲の上にいる気分で、

テーブルの上に飾った書を眺めてうっとりしながら過ごした。

ただ生きているだけで満たされるという感覚をはじめて知った気がする。

すべてから解放されて、時空さえ存在しないかのようだった。

 

自分の幸福を徹底的に満たし続けること。

そうしてあふれ出たものを、その時々でやりたいと思った方法で

みんなにお裾分けしていく。

それだけでいんだと思えた。

 

それ自体はもっと前から感じてやろうとしていたことだったけど、

これまでは自分を満たすことよりも創り出そうとする方に意識が向かいがちだった。

停滞を感じた時や焦りを感じた時ほど、生活や日々の幸せをほっぽり出して、

がむしゃらに何かを生み出そうとしていた。

 

今回のことで、『これまで優先順位が逆だったんだ』と、強く実感させられた。

 

 

ここから先、道に迷うことがあったとしても、わたしはここに戻って来られる。

 

外に居場所を求めなくても、ここが、この祠こそがわたしの居場所だったのだ。

 

天命のヒーリング書は、自身の魂本来の姿を知りたい人 、

本当の意味で満たされる人生を歩みたい人 、天命を生きる覚悟を決めた人におススメします。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

【ご感想】 原文を転載

 

桂風さんに天命のヒーリング書のお申し込みをしてから、半年くらい期間があったでしょうか。

半年の間は、早く受け取りたい気持ちとまだまだ先延ばしにしたい気持ちとが入り混じり、

緊張しながら完成を待っていました。 

というのも天命のヒーリング書は、その人のこれからの人生を照らし幸福に導くものであり、

その瞬間に必要な言葉をしたためてくださると事前に聞いていたからです。 

 

せっかく書いてくださるのだから、それも受け取れる自分になっていたいとの思いで

自分自身に向き合う日々でした。 

そんな日々を過ごしていると、申し込みから半年経ったという感じはなく、

実際に書が完成したと連絡を受けた時はつい数日前にお申し込みをしたかのようでした。

 

 いよいよ受け取り日当日。 どんな作品なんだろうという期待と緊張が入り混じって

ソワソワしていたので、まずは雑談から。

雑談をして準備が整ってきた後にヒーリング書が入った箱を受け取りました。 

ですが受け取ったものの、すぐには箱が開けられず、心を落ち着かせるために

目を閉じて深呼吸しました。 何分くらい過ぎたのかはわかりません。

深呼吸をしているとまだ作品を見てもいないのに、心の中にじわっと、

私はずっと自分の中の拠り所が欲しかったのだという思いが湧き上がってきて、

涙がスーッと流れ落ちました。

 

涙がひと段落ついてからゆっくり箱を開けると中から作品が。

黒の額縁に黒い背景、印象はスッキリと力強いものでした。 

 

私を表現していただいた言葉は 「愚直に生きよ」 

 

格好をつけたい自分、 人によく見られたい自分、 迷って迷ってどうしようもない自分、、、 

人にバレたくなくて隠していたけど、自分がそんな気持ちを持っているんだということが

まざまざと突きつけられ、理解せざるを得ませんでした。

 

あれはヒーリング効果なんでしょう。 

自分の気持ちを受け止めるまで少し時間がかかりましたが、

涙と鼻水が出切ったらデトックスされスッキリとした気分でした。

そうして文字を見ていると、「生きよ」の文字、特に「よ」がなんとも軽やかで、

なんだ、そんな自分も案外かわいいもんだなぁと思えてきました。 

 

人の目には一見愚かに映るかもしれないけれど、

愚かなほどまっすぐに進んでいけばいいんだよと

背中を押していただいた感覚でした。

他にもたくさんのものを受け取りましたが、

言葉にすると受け取ったものが小さくなってしまいそうで

表現しきれません。 

 

このなんとも表現しきれない感覚は体験しないとわからないものなんでしょうね。 

ぜひ多くの人に体験していただきたい感覚です。 

 

自分の道標を言葉として示してもらいたい方、本来の自分を生きるために

支援が欲しい方には天命のヒーリング書はおすすめです。 

家や仕事場のよく見えるところに飾ったりしても存在感がありますし、

ヒーリング効果もあり、背中を押してもらえるパワーツールだと思います。 

 

このたびは本当にありがとうございました。

 

 

 

  

 

【ご感想】 原文を転載

 

待ちに待った天命のヒーリング書  桂風さんから受けとりました。 

箱を開ける前からソワソワ、ワクワク  箱を開けて書を見たとたんに 

何と表現をしたら良いのかわからないけど、ハートにどーんときました。 

 

それから、じわじわとハートが熱くなってきて、 気が付くと理由もなく

ただ、ただ涙が溢れてきました。 

 

これは私のことを思って、私だけに、私のために書いて頂いたもの 

桂風さんの愛と慈悲、そして優しさをすごく感じました。 

 

「時と共に 心繕う」とても良い言葉頂きました。 

 

バラバラになった本来の自分の心を、時間と共にひとつひとつ

ほころびの糸を本来の姿に繕っていく。 

なんて素敵な言葉なんだろうと 

 

貰った当初、少し意味を勘違いしていたのですが、

後日、補足として、親切に丁寧に説明してくれたので 

さらにこの言葉の深いところを改めて認識しました。 

 

ずっと眺めていたい。 眺めているだけでうれしくなるし、

顔がにやけてくるし、心地よい空間にいるようです。 

 

まさに見ているだけでヒーリング状態です。 

本当に素晴らしい天命のヒーリング書を頂きました。

 

 ありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

 

 

【ご感想】 

過去に渡した方々の感想や体験談等の前置きのお話が長く、私の中で期待感が

大きくなりすぎたのだと思います。

 いざ、渡されて作品を見た時に「ピン」とこなかったのが正直な感想でした。 

それと同時に「ピン」とこなかった自分の未熟さや先の方々とのギャップで

複雑な心境にもなりました。 

もちろん、とても良い素晴らしい作品だとは思いました。

 

 「潤沢の涙・・・」「潤」と言う字は幼い頃に子供が生まれたらつけたい名前でした。

久しぶりに懐かしく可愛い思い出を思いだしました(笑) 

 

それよりも別に添えていただいていたお手紙の方が感動し、

今の私には価値があるように感じております。 

作品を友人に見せると「これってあなたそのもの」って言われます。

他人様にはわかっても、残念ながら現状の私はこの作品の価値がわかりません 

これから先、この作品の価値がわかるようになれるのか・・・

今後の自分が楽しみです。

 

この作品と向き合い、そして自分とも向き合い日々過ごしていきたいと思います。

ありがとうございました。

天命のヒーリング書、想像以上に素晴らしいものでした。

 

完成した書を対面で渡して頂きました。

書には、「石雫に思ふ」と、書いてありました。

 

今の自分の在り方、まさにそれが書かれていることを瞬間的に認識しました。 

 

でも、いつもの癖で、そのことを確認する思考を2、3分間巡らし、間違いないと確信した後、

静まり返った中で、感動と喜びの波動が周りの空間に響き渡りました。

 

確実に魂が喜んでいることが分かりました。

 

書に意識を向けると、暖かく強いヒーリング波動が

書から出ているのも分かりました。

 

書は、最近ほとんど揺るがなくなってきた自分の在り方を支持してくれました。

他者から示していただけると、確信が強まるのでありがたいですね。

 

書だけで十分に伝わり大満足でしたが、書とは別に心の手紙というのが用意されていて、

これがまた素晴らしかったです。

 

心の手紙には、自分の今までの軌跡とこれからへのメッセージが綴られていました。

 

「なんでわかるんですか?」と、驚きました。

 

心にとても響く文章が書かれていました。

 

「確かにそうでした。」と、一行一行が心に響きました。

 

最後の行には、今年の何処かで、これからはこの様に在ろうと思った大事なことが書かれていて感動しました。

 

書を受け取った日は誕生日に近かったので、素晴らしい誕生日プレゼントを頂けたと思います。

 

本来の自分の在り方を確認したい方、自分はどんな存在かを知りたい方に、

本来の自分を生きることを支援するツールとして、天命のヒーリング書をお勧めします。

 

よくあるスピリチュアルメッセージではなく、魂レベルで在り方を示してくれると思います。

 

ありがとうございました。

 

 


【ご感想】原文のまま転載

 

「はい、こちらです」と渡してもらった、赤いビニール袋に入った大きな箱。

思ってなかったサイズ感で思いの外ビックリ。 袋から取り出しガサゴソと箱を開けた。 

まるで幼き日にお誕生日プレゼントをもらった時のように、とってもワクワクして嬉しい感じ。

(いままでこんなに大きな箱でプレゼントをもらった記憶がないですが) 箱を開けてプチプチや袋を外し、 二面式の葉書立てを開いた瞬間、 心にものすごく強い衝撃を受け、 作品全体から訴えるなにかを受け取ってすぐ 静かになみだがあふれた。

 

 止めどなく流れる涙に感情はなく 思考もなく、えも言われぬ感覚。

 

 しばらくして手紙を読んでね、とばかりに 近くに封筒を置いてもらった。

 

 あ、そうだそうだ。手紙があったんだった。 とすっかり手紙の存在を忘れてしまうほど作品の存在が大きすぎだと実感。 

封筒を両手で持つ。 もうわたしの中では葉書だけで全体の9割を占めていたので、手紙の存在を忘れていたけれど、手紙を読むんだったなぁと封筒から手紙を取り出した。 

だけどなぜかまだ準備ができていない感じがして、一旦封筒にしまった。 

両手に持った封筒をじーっと見つめ、今度はおもむろに、手紙を取り出した。 

手紙は3枚折りで、ピラッと1つ目の折り目を開いた時に、9割だと思っていた葉書は割合が変わり、6割となり、ああ手紙があってこそ完成されるんだなと感じた。 

 

手紙の1枚目に目を通す。 手紙は3枚あると聞いていたのでまだあるんだと思い、さらにもう1枚を見る。 3枚目は名前と日付があったので実質2枚分にお手紙が書かれている。 

文章は見たけどまだ内容は理解できないでいる状態でまた、こみ上げてくる物があり、流れるまま静かにそれを感じた。 

 

ほどなくして涙は落ち着いて、吐息をついた。

 内から込み上げてくるこの感じはなんだろう。 

どう表現していいのか分からず、ただその時その瞬間に感じたことを伝えた。 

話しながら少しずつ落ち着きを取り戻していった。

 

一口コーヒーを飲んでみるも苦く、いまは気分じゃないと飲むのをやめた。

それよりも甘い物が飲みたくなった。味覚まで変わるのかと不思議な気持ちだ。 

また葉書を見つめると、ふわふわとなにか温かいものを発していることに気づいた。 

温かみのある色で、ほわっとした、そう、例えるなら、居心地の良く、そこにずっと浸っていたい感じ。 しばらく自分が感じた事を話しているうちに冷静さを取り戻し、コーヒーの苦味もあまり気にならなくなった。

 

 作品が出来上がった今思うことは、オーダーをして約1ヶ月強。私のことだけを考えて想ってくれているのが、ありがたく、嬉しく、愛されているんだなとしみじみと実感し、気持ちが作品に入ってるんだなぁと感慨深くなった。 

 

いつも見ていたいからと写真を撮ってスマホの待ち受け画面に設定したけど、葉書から伝わってくる感じが全くせず、やはり実物とレプリカでは違うんだなあと知り合いと話をして納得した。

 

 

 

こちらは、以前から長年お知り合いの友人からのオーダーです。

色々な思いをイメージして出来上がった作品ですが、文字のしなやかさと女性性を取り入れています。

 

作品を納品時には、言葉ではなく、息をふーっと吐きながら「はあ~」と、ただ「うん、うん」と頷きながら

見入っておられました。

 

この言葉を選んで書くまでの経緯をお伝えしたら、

さらにご納得いただけたようです。

 

ありがとうございます

 

 

完全オーダーで制作しました。

 

ご依頼者の方を想い、ずっと人生のストーリーを考えながら、言葉や文節をイメージしました。

約一か月かかりましたが、その後なぜ、この言葉が浮かんだのか?をもっと深く追求していく中でオリジナルの物語が出来上がりました。

 

世界でたった一つの貴方だけの、私からの心言葉present。

あなたを観た人生のストーリーをお手紙にして添えさせていただきました。

 

納品させていただいてから、しばらくしてメッセージをいただきました。

 

⇒書を拝見させて頂いて、文章を読んだ時点で、暫く何か撃たれた様になって・・・こういうのは初めてな感じで衝撃でした。

伝えてもらうべくして伝えて頂いたのかな、と、大きな全体に感謝の念が沸き起こっていた感じです。

 

ご依頼いただき、本当に感謝いたします。

ありがとうございました。